明日は母の日。母の日の花と言えばカーネーションですが、薬効はないらしく、牧野和漢薬草大図鑑には載っていません。
でも母の名のつく植物はあります。母子草(ハハコグサ)は春の七草の1つのゴギョウでしたね。
益母草と書いてヤクモソウと呼ぶ生薬もあります。
またまた婦人科疾患に適応することから、「母を有益にする草」と名付けられました。
シソ科のメハジキの花の付いた全草を乾燥させて使用します。
中国東北部では同じシソ科のキセワタを同様に使用するそうです。
子宮の伸縮と緊張の増強作用・溶血作用・抗腫瘍作用があり、産後の止血・月経不順・めまい・下腹部痛・生理痛に用います。
種子は茺蔚子(ジュウイシ)と呼び、利尿剤として用います。
今放送中の韓国ドラマ「イ・サン」にも登場します。妊娠するまでは毎日飲まなければならず、妊娠したら飲んではいけない薬として出て来ますが、作用を調べてから聞くとなるほどと思いますね。
あの「宮廷女官チャングムの誓い」と同じ監督のドラマなので、
認知症に関する植物も出て来ました。「チャングム」で東洋医学を研究されたのか、韓国では漢方(韓方)が身近なものなのか、イ・サンの曾祖母が主人公の「トンイ」にもしばしば生薬が登場するので、色々と勉強になります。
益母草を含む漢方薬には芎帰調血飲・益母丸などがあります。
産後の子宮回復や月経痛の他、当帰・川芎・芍薬などを配合し、打撲傷にも用いられます。漢方みず堂の赤坂店では更に瘀血治療薬を追加した芎帰調血飲第一加減もよく出るそうです。
冬が終わって暖かくなると、赤ちゃん連れのお母さんが目につくようになります。
赤坂店を始めとして漢方みず堂では赤ちゃんを授かりたいと思っていらっしゃる方のご相談も承っております。
益母草に限らず、体質に合ったお薬をご準備できますので、イ・サンの王妃にも来て頂きたかったですね。
(倉町)
2012/05/12 09:00 |
漢方・アロマ・体の話
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